〖酒蔵探訪記〗田邊酒造(福井)
西へ東へ(笑)
佐賀の次は、福井県の酒蔵を突撃!
少し前、「シュタルクカイザー」というお酒をみまるでご紹介しました。
ラベルのインパクトも手伝って、ドライ系統が好きなお客さまにとても人気が高かったんです♪
今回はその美酒を醸す酒蔵を訪問でーす(*^^*)
永平寺近くに蔵を構える田邊酒造さん
威風堂々「大本山永平寺御用達」の看板、風情ある佇まいが素敵~♪
こちらのメイン銘柄は「越前岬」です。
直売所の中に入ると、たくさんの賞状が!
その数に圧巻ですー(≧▽≦)
小さな造りをされている蔵ですが、試飲する前から絶対美味しいやつ!と私の直感がビンビンです( ̄▽ ̄)
営業担当?は杜氏のお兄様。
「うちの弟は南部杜氏なんですー」と、誇らしげに見せてくださった証書。
このためにどれだけ努力されたのかと想像するだけでジーン、、、
本当に輝いて見えます(*^^*)
本当は試飲と仕入れだけで帰るつもりでしたが
「今日の作業は終わったので、良かったら蔵をご案内しますよ!」
ご厚意でそうおっしゃっていただき、厚かましくも2つ返事でお願いしました(≧▽≦)
思いがけず蔵を見せていただけるなんて、何という幸運!!
さっそく造りの内部へ。
蔵人の方々が後片付けの最中。
お邪魔しまーすと、まず案内いただいたのが甑。
こちらの甑は昔ながらの和釜で、大小二つ並んであるのが特徴です。
毎年造りが終わると釜を上げ、造りが始まる前になると赤土で釜の周囲を補強して使うそうです。
毎年のこと、大変な作業です(*_*)
釜のボイラー部分
昔は薪をくべていたのかなー?
昔ながらの道具を受け継ぎながら、大切に使っている様。
こういった裏側の部分を知ると、さらに大切に飲まないといけないなーと感じます。
タンクが並ぶエリア。
多くの酒蔵ではタンクの脇に階段や踏み台などを設置して仕込みや櫂入れをします。
ですが田邊酒造さんでは蔵の構造上、それらの作業を2階部分に上って行うそうです。
作業しやすいよう、タンク上部の床は開いてます。
櫂入れも2階から。
なので使う“櫂”もながーい!!
階段の手すりじゃないですよ(笑)
この櫂を修理に出すとき、長すぎて運送会社さんが苦労されるという小ネタもいただきましたw
酒蔵さんごとに、楽しいエピソードがありますね( *´艸`)
温度変化にも対応できるよう、サーマルタンクも設置されています。
こちらは麹室
右手のシャッターを開けると、えちぜん鉄道の線路がすぐそこ!
せっかく見せてくれたのに、写真を取り忘れて後悔です(-_-;)
田邊酒造さんでは、槽しぼりにこだわっていらっしゃいます。
最新の佐藤式の槽しぼり。
以前は木製の槽しぼりを使用されていたそうなのですが、どうしても微量に木の香りがお酒に移ってしまう。
クリアな日本酒を求めた結果、現在のステンレス製に変更したんだそうです。
こだわりがすごい!
そんな最新版搾り機から出てくるお酒。
澄んできれいな酒、中取りだそうです♪
搾りたてはさすが、良い香りでした~♡
思わずすくって飲んでしまいそう(笑)
こちらは出来たてほやほやの酒粕!
圧をかけ過ぎないので、残った酒粕もまだ搾れそうなほどの厚さ!
これで粕汁とか、絶対美味しいよね~♪
もちろん酒粕も購入してきましたので、そちらもお楽しみに♡
先ほどもチラッとお伝えしましたが、この酒蔵はえちぜん鉄道の線路わきにある酒蔵。
なので容易に敷地を広げることが出来ず、酒造りを行う蔵と瓶詰め作業をする作業場とは道を隔てて位置しています。
絵心のない私ですが、書くとこんな感じ。
位置関係ぐらいはわかっていただけるかな(^^;)
酒蔵で搾ったお酒は長ーいホースを通して、道路向かいの作業場に送るんだそうです。
タイミングが合えば見れるそうで、珍しい光景もぜひ見てみたかったなー!
兄弟、家族仲良く美味しい日本酒を作っていらっしゃる、アットホームな田邊酒造♡
お酒愛も深く、お人柄も本当に素敵でした!
そんな方が醸す酒、美味しくないわけがないー(≧▽≦)
今回も大阪ではお目にかかれないスペック、そして限定酒も仕入れてきました!
蔵直フェアとして近日中にご紹介いたしますので、ぜひ足をお運びくださいね♡
ちなみに、私が一番楽しみにしてます(爆)
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