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〖酒蔵探訪記〗土佐酒造(高知)

久しぶりの酒蔵探訪記事です♪

今回は酒飲み天国“高知”の『土佐酒造』さんへお邪魔しました~!

高知市内から車で一時間半ほど走った山間の町、早明浦ダムを配する土佐町へと車を走らせます。

酒蔵のすぐ近くには道の駅“土佐さめうら”があり、幻の和牛「あか牛」のBBQが楽しめるってわけでちょっと寄り道♪

幻っていうぐらいだから、一口ぐらい食べとかないとね~( *´艸`)

さすがにBBQをしてる時間はないので、串に刺さった炭焼きを購入。

むむっ、思ったより小さい(^^;)

でも肉々しい濃厚さ、良いお味♪

ここからもうすぐそばに土佐酒造さんがあって、道の駅に車を止め歩いて蔵直売所に来られる方もいらっしゃいました。

BBQ用に購入でしょうかね??

幻の牛肉と桂月、うらやましすぎる組み合わせだわ~(笑)

で土佐酒造さん、到着~!

メイン銘柄は【桂月】です。

快くツーショットを受けてくださった杜氏の佐竹さん♡

過去にみまるで「桂月CEL24」という、高知県独自酵母を使用したスペックをご紹介したことがあります。

ライトな口当たりと優しい甘さ、控えめな後口で特に女性のお客さまから人気でした。

現地を見たいと思っていた酒蔵さんだったので、ワクワクが止まりません(*^^*)

電話で事前予約した際には「簡単に見てもらう程度ですが、、、」ということでしたが、直売所で待っていると杜氏さん直々にご案内いただけるとのこと!

超VIP待遇、めちゃめちゃラッキー♡♡♡

浮かれ気分で早速、蔵内から見学ですよ~♪

江戸時代から使用している蔵、名残を残すレンガ造りの煙突がその歴史を感じさせます。

見た目に重厚ですが、雨の多い高知、湿気や昔ながらの瓦の重みもあって、屋根に歪みが出ているそう。

修理には莫大なお金がかかるらしく、コロナの影響もあってなかなか手が付けられないとおっしゃっていました><

何かお手伝いできること無いかなー、、、。

中に入ると、今も現役の甑がドーンとお出迎え。

(この日台風が近づいていたため、避難させている作業道具などが写りこんでます)

日本酒に使うお米は炊くのではなく、蒸します。

蒸しあがった甑から上がる湯気は酒蔵の冬の風物詩、その光景はきっと幻想的なんだろうな~♪

その向かいには普通酒を貯蔵するタンク、二階部分に心臓部である麹室(こうじむろ)があります。

琺瑯タンクの右奥には、最新鋭のサーマルタンクがずらり!

こちらは吟醸以上のいわゆる上等なお酒に使用されているそうで、温度管理がしっかりされて風味のコントロールも抜かりない(*’▽’)

圧巻です!

小さな酒蔵さんですが必要に応じて最新技術を取り入れていて、そこはグローバルに活動されている社長さんの意向が盛り込まれているのかもしれませんね~。

この【桂月】という名は、明治初期の文人「大町桂月」から命名したものだそうです。

桂月は高知出身で土佐酒造の先代社長と懇意の仲であり親交も深く、土佐酒造さんのお酒が大好きだったそう。

酒を飲ませてもらう代わりにと作品を書いて贈っていたものが、ギャラリーとして展示されています。

小さくも作品量はなかなか。

日本酒は文芸にまつわるものが結構あって、この辺も一緒に知ることが出来て楽しいですよね(*’▽’)

一通りご案内いただいたところで、杜氏の佐竹氏からこんな提案が。

「時間がよろしければ、うちの酒米を作っている棚田を見ていかれませんか?僕の車で案内します!」

「えっ!?そんな特別待遇、いいんですかぁ~??」

遠慮がちに言いつつも、顔は絶対にやけてたと思う(爆)

二つ返事でお願いして、棚田を案内してもらいました!

その景色がこちらー!!

土佐町、高須の棚田。

あいにくの曇り空でしたが、それでも緑が眩しいー(≧▽≦)

大小さまざま、折り重なるように連なる田んぼ。

小さいものは農機が入れないため、手作業で作付けしているそうです。

人の手がかけられ愛情込めて育った米と、受け継がれた経験と技。

出来上がった日本酒が、美味しくないわけないでしょ~!!

ちなみに契約農家さんの米が使用されているスペックのラベルには、敬意を表して「相川譽」と地区名が刻まれています。

せっかくの素晴らしい棚田の風景、動画バージョンもどうぞ(*^^)v

土佐酒造を取り巻く素晴らしい自然環境を感じていただければ、嬉しいです(*^^*)

さぁこの後は蔵に戻って、お待ちかね試飲&仕入れ♡

酒蔵入ってすぐに、直売所があります。
立派な杉玉がお出迎え~♪

整然と並ぶ美酒、見目麗しいことったらこの上無し!

そして試飲のお酒もずらり♡

(右から三番目が、契約農家米を使った酒)

高知のお酒は全般的にすっきりなのですが、桂月は旨味も甘みも酸味も苦みもバランスがよく、なおかつ後口がくどくない。

いわゆるキレのいいお酒ってイメージで、食中酒として土佐の名物との相性はもちろん、トマトやニンニク、パクチーというちょっと個性的な香草まで合わせられるかなりお利口さんなのです(≧▽≦)

やばい試飲で、グビグビいけるわー(笑)

それにしても佐竹氏がそうなのか、高知の人全般にそうなのか、とにかく親切!

そして熱い!(笑)

私が試飲を躊躇すると
「飲んで欲しいの、よーけあるきに!」
そう言って冷蔵庫から出るわ出るわ、試飲の日本酒たち(@@;)

それを豪快に、試飲カップへ並々と注いでくれます。

もう天国すぎる~(≧▽≦)

注がれたものは飲み干す主義、2合以上は軽く振舞ってくださったのでは??

午前中、すきっ腹に良い感じで酔えました(^^;)

最後は「美味しい」味覚しか残ってなかった私、利き酒師から普通の人へ降格ー(爆)

でも後を引く旨さってこういうこと、なんぼでも飲めてしまう美味しいお酒でした♡

私が楽しかったよー♪ってだけでは、お客さまに反感を買っちゃいそうですからw

もちろんみまる用に、たーーーーーっぷり仕入れてまいりました(≧▽≦)

コロナ自粛解禁になれば真っ先に、桂月だけの『蔵直!桂月フェア』やります!

「酒は飲んでもらわんと、わからんきー」
佐竹杜氏が言っていた言葉を受け継ぎ??、贈っていただいたサンプル酒の試飲もご用意します(*’▽’)

この会に来ないと損しちゃうよ、絶対(笑)

開催日は昨今の情勢を見ながら、決まり次第お伝えいたします。

どうぞお楽しみに!!

コロナがしっかり落ち着いたら、今度は皆さんと土佐酒造さんに行きたい(≧▽≦)
(竜馬パスポートのアップグレードもしないとだしw)

その節にはぜひ、ご一緒しましょーね♡

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